2011年3月21日月曜日

東京株式市場?前場=小反落、材料待ちのなか利益確定売り

日経平均 日経平均先物3月限 
前場終値 10558.04 (-27.88) 前場終値 10560 (-20)
寄り付き 10567.32 寄り付き 10560
安値/高値 10542.81─10591.64 安値/高値 10540─10590
出来高(万株) 73664 出来高(単位) 20460
 [東京 9日 ロイター] 前場の東京株式市場で日経平均は小幅反落。前日終値を挟んでのもみあいとなった後、やや売り優勢となった。大きく売る材料は見当たらない半面、先週末から大幅上昇が続いた後で、いったんの利益確定売りに押されたという。
 週末12日の先物?オプションSQ(特別清算指数)算出を控え、「1万0500円台を維持したい向きと 下を狙いたい向きと両方の思惑が働いているようだ。午後以降、先物主導でどちらかに振らされる可能性もある」(国内証券)とみられている。
 前場の東証1部騰落数は値上がり627銘柄に対して値下がり858銘柄、変わらずが170銘柄。東証1部の売買代金は5118億円だった。
 きょう午前の東京市場は、反落で前引けとなったが、取引時間中は1万0500円台での推移でこう着感の強い展開となった。午前の値幅は約49円だった。

 市場では「基調は完全に変わったとの印象は強いが、急な上昇によって利益確定売りが出るとの見方から、短期筋も攻めにくい様子。実需筋も見送っているようだ」(準大手証券トレーダー)との声が聞かれた。日興コーディアル証券エクイティ部?部長の宮原浩之氏は「来週には連邦公開市場委員会(FOMC)や、日銀の金融政策決定会合がある。売り方の国内勢、買い方の海外勢どちらも材料待ちで動きにくい」とみている。 
 みずほ証券投資情報部?マーケットアナリストの高橋幸男氏は、1月26日以来の1万0500円台を回復して戻り高値を試す機運はあるものの、外部環境の落ち着きや期末特有の需給などから動きづらい状況であると指摘。ただ、下値も限定的という。「2月の直近の戻り高値水準である1万0450円程度が、下値のサポートラインとなりそうだ」と述べた。 
 業種別では不動産が高い。海運は下落。非鉄金属、自動車もさえない。
 個別銘柄では、トヨタ自動車<7203.T>、ホンダ<7267.T>などの自動車株が売られた。キヤノン<7751.T>も軟調。「いったん利益確定売りが出たようだ」(国内証券ディーリング部)という。
 大手銀行株は、三菱UFJフィナンシャル?グループ<8306.T>、みずほフィナンシャルグループ<8411.T>が前日終値比で変わらず。三井住友フィナンシャルグループ<8316.T>は ro rmt
下落した。
 川崎重工業<7012.T>、日立製作所<6501.T>などの鉄道関連は小動き。前日終値比変わらずで前引けた。前原誠司国土交通相は8日、ゴールデンウィーク(GW)中に訪米し、ラフード米運輸長官と高速鉄道建設計画について協議する方向で調整を進めていることを明らかにした。大手証券の株式トレーダーは「鉄道整備について実際に受注となれば当然買いだが、現時点ではまだ先の話だ」とし、手掛かりにはなりにくいと指摘している。 
 (ロイター日本語ニュース 石渡 亜紀子記者)  

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引用元:リネージュ3(Lineage3) 総合情報サイト

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